【ネタバレ無し感想】「コーヒーが冷めないうちに」過去にタイムスリップする感動の物語。コーヒーが冷める時間は何分?

映画

主役が有村架純さんっていう理由だけで選んだ作品でしたが、ストーリーも良かった。

観終わった後に、人の感想見てたら4回泣けると書いていて「あ~、そういうことよね」と納得しましたが、実際僕的に泣けたのは2回でした(1個の映画で2回も泣くほど涙もろい自分です)。

いや、ただ「4人がそれぞれの過去に戻るストーリー」があるから4回泣けるよっていうこと。

映画の雰囲気から原作小説がありそうだな、と思っていたけどやっぱりありましたね。

川口俊和さんという作家さんの作品で、2017年の本屋大賞ノミネート作。

あらすじ

時田数が従兄の流と切り盛りする喫茶店には、店内のある席に座ると望み通りの時間に戻れるという都市伝説があった。戻れるのはコーヒーが冷めるまでの時間、現実は変えられないなどのルールがあるが、今日も噂を耳にしたさまざまな客が訪れる。

https://video.unext.jp/?td=SID0039496

スタッフ・キャスト

監督 塚原あゆ子

原作 川口俊和

有村架純、波瑠、林遺都、石田ゆり子、吉田羊、松重豊、薬師丸ひろ子、深水元基、松本若菜、伊藤健太郎・・・

過去に戻るならいつに戻る?

この映画は過去に戻りたい人が、有村架純ちゃん(時田数)の働く喫茶店の、とある席に座ると過去に戻れるという話。

過去に戻る映画はよくありますが、この映画では「コーヒーが冷めるまでの間」というリミットがはっきりあって、それ以上いると「まずい」というちょっと危ない制限があるところが他と違っておもしろい。

しかも過去に戻っても現実は一切変わらない、というのがここのルール。

ぼくならいつに戻るかな、と考えてみたけど意外とそんな過去ないな、と思いました。

大切な人の命が救われる、とかなら全力で戻る。

あの時こうすれば良かったな、というのはいくつか思い浮かびますが、まあそれを含んでの今の自分の人生かもな、と案外思います。

ちょっとした過去でさえやり直していたら、今の自分に悪いような気がするんですよね。

これって善人ぶってますかね?

まあそれは置いといてw、、、

あなたは戻りたい過去ありますか?

人にはそれぞれの人生がある

いや、普通に当たり前なんですけどね、しみじみと思うんです。

この映画では4人(ストーリー上4人ということにしておく)過去に戻る人がいるんですが、4人ともそれぞれやり場のない後悔とか知りたい真実っていうのがあるんです。

この4人に共通しているのは「自分の過去に戻りたい」というよりも、「大切な人とすれ違った自分をやり直したい」という根底では暖かい人間たちのストーリーでした。

時々あるような人間の醜い欲を過去に戻ってやり直すようなそんなタイムスリップじゃないんです。

ゆえに4回泣ける映画(ぼくは2個目と3個目の2回でした)。

最後は喫茶店の数(有村架純)の物語。

悲しい過去がある数にも戻りたい過去がある。

何度も試したが戻れなかったある過去に戻れることはできるのでしょうか。

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幼馴染のすれ違い

1つ目のストーリーは波瑠さんと林遺都さんが演じる幼馴染のすれ違いを過去に戻ってどうにかする、という話。

幼馴染がゆえに距離が近すぎて結局気持ちを伝えないままになってしまった事を後悔した女性、二美子( 波瑠 )。

この二美子っていう女性まじで気が強そうなんですよ。

個人的には好きっていうのって女性からでも男性からでもどっちでもいいと思ってる派なのでこの人には共感はできませんでしたね。

若干人のせいにしている感があったので、ん~って感じで見てました。

先にも書いたように、この映画のタイムスリップは「過去に戻っても現在は何も変わらない」 というのが特徴。

じゃあ過去に戻っても意味ないじゃん、と思いますよね。

でも過去に戻ることでその人の気持ちに何か変化が起きるっていうのが重要なんです。

人って現在にどこか納得いってない状態の時に、過去を振り返ってあの時にこうすればよかったとか違う選択をしていれば、、とかって思うんですよね。

過去はもう変えられない事はわかっているのにどうしても過去に目が行きがちです。

なんでなんでしょうね。。

結局何かのせいにしたい、納得のいかない辛い現実は過去に起こった出来事のせいだって思いたいだけんでしょうね。

前向きに考えを切り替えられるなら過去に戻って真相を知るのもいいかもしれません。

ただ真相を知ったところで納得ができなければ結局過去を恨み続ける事になると思うんですよね。

そういった意味では、過去の戻る事よりも「自分の気持ちを変える」ことのほうが大切なんじゃないでしょうか。

映画ではポジティブに終わる4人だったので良かったw

夫婦の本当の気持ち

薬師丸ひろ子さんと松重豊さんが演じる夫婦の話。

数が働く喫茶店に毎日のように来ている佳代(薬師丸ひろ子)と、彼女を迎えに来る康徳(松重豊)。

夫婦だと知らない状態で見ていた時、なんか違和感を感じていたんですよね。

接し方というか、対応というか、どういう関係なんだろうと。

夫婦なのか、仕事上の関係なのか、病人と看護の関係なのか。

その違和感の伏線は最終的には解消されるんですが、とても優しい話でした。

さっきの幼馴染とは大違いw

おそらく過去に戻らなくてもこの夫婦はお互いを大切にできていたと思うんですが、本当の気持ちを知ることで深まる気持ちっていうのはあるもんだな、といい気持ちになりましたね。

夫婦だから逆に気を使って気持ちを伝えられないってよくある。

実家を出ていった姉と、姉を何度も迎えに来る妹の姉妹の話

老舗旅館に生まれた姉妹。

自分の道を行くと決めて出ていった姉(吉田羊)とあきらめずに何度も迎えに来る妹(松本若菜)。

妹は姉がよく来るこの喫茶店に姉への手紙を毎度預けて帰る。

めんどくさがって読まない姉。

この話が一番好きだったんですが、やっぱり家族とは喧嘩してでも本心でぶつかっていくべきだと個人的には思う。

家族だから言えない、恥ずかしいから、とか本当にくだらないと思う。

面と向かって話をせず、一生わかりあえないままでいいのなら好きにしたらいい。

でもあとから後悔しても遅い。

根底に愛情を敷いて本心でぶつかれば家族なら必ず伝わると思うんですよね。

よく、ぼくの考えは甘いと言われるんですが、それで良くないですかね?笑

家族と本心を伝えないままの関係で終わることの方がぼく的には後悔しそうで嫌ですけどね。

過去に戻れる特別な席に座る謎の女性

https://eiga.com/movie/88816/gallery/

数(有村架純)が働く喫茶店には過去に戻れる不思議な席が一つだけある。

そこにはいつも同じ女性(石田ゆり子)が座っている。

この女性が席を立った時だけこの席を使って過去に戻ることが出来る。

映画始まって半分くらいまでこの謎の女性について明かされることがありません。

この特別席にずっと座っている人は「誰なんだろう」って感じですが、まあこの謎の女性役が石田ゆり子さんなので、きっと重要人物なんだろうな、という予想では見ていました。

実際そうでした。

ネタバレしたくないので書きませんが、大変に重要人物です。

まあ、観ていたら途中からなんとなく予想はできますけどね。

最後も家族の話です。

誤解をしたまま生き別れるというのはとても辛いことなんだろうと思います。

子どもの頃に抱えた疑問っていうのは後を引きづるのかな、と考えるとちょっと悲しい。

でも解決できてよかった。

4人目のストーリーはここまでにしときます、観てほしいからw

コーヒー一杯分の時間で心は変わる

過去に戻れるのは「コーヒーを入れてから冷めるまでの間だけ」

コーヒーが冷める時間をさっき計ったら約40分でしたw

まだ半袖で全然いける9月末に淹れたコーヒーだから、冬だともっと短いはず。

たった数十分間しか戻れないけど4人とも違った心で現在に戻ってきました。

最後に名言で締めくくるのでよろしく。

「コーヒー一杯分の時間で人生は変えられる」(←名言できたwww)

画像引用

https://eiga.com/movie/88816/gallery/

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