小学生のお子さんに、初めて習字カバンを購入する際、どんなものを選べばいいのか悩む親御さんは実は少なくありません。
かわいいのを選んであげたいし、親としては機能重視で選びたいところなのが本音なところ。
最低でも小学校で3年生から6年生までの4年間は書写の授業があるので、後悔しないように選びたいところです。
そこで今回は女の子におすすめの習字道具セットを、選び方のポイントとともに紹介します。
小学生の頃と、現在大人になってから書道通いを再開した私が、おしゃれさと機能性の2つの面から選びました。
習字道具セットに入っている道具
カバンを選ぶ前に、まずは習字に必要なものを見ていきます。
筆、半紙、文鎮、硯など、習字をするには結構色んな道具が必要になってきます。
ですので必要な道具を個別に購入するより、道具がセットになっている習字カバンがやはり便利です。
ほとんどの習字カバンにセットとして入っているものをまず確認しましょう。
一般的な習字道具セットに入っている物
・習字バッグ
・太筆、小筆
・文鎮
・下敷き
・硯
・固形墨
・墨汁
・半紙フォルダ(新聞紙でも代用できる)
・スポイト(水差し)
習字セットの中には上記の道具が一般的には入っていますのでこれを基本として考えていきます。
ただ、習字セットに含まれていない道具はあとから買い揃える事もできます。
半紙や墨汁は一般的な習字セットの中には含まれていない場合もあるので、入っていない場合は別で購入しましょう。
習字セットの選び方
まずはセットの中身を確認する
習字セットに含まれているのは一般的には先ほど説明した道具だけなので、まずはこれらの道具が含まれているかどうかをチェックします。
※例えばデザインが気に入ってどうしても欲しい習字カバンがあるんだけれど、必要な道具が入っていないという場合は、後から買いそろえたらOKです。
学校や習字教室によって必要なものが違う場合があるので、事前に確認しておきましょう。
道具の材質をチェックする
例えば硯なら、昔からある天然石で作られた重みのある石製のほかに、最近だとプラスチック製やセラミック製のものもあります。
気になっている習字セットにはどのタイプの硯が入っているのか確認しましょう。
最近の学童用習字セットはセラミック製やプラスチック製の物がけっこうあります。
石でできた硯は元々固形の墨を磨るのに適したものだったのですが、現代の学童習字ではほとんどが墨汁を使うため硯で墨を磨る必要がありません。
私はどちらも使った事がありますが、個人的にはプラスチック・セラミック製も天然石製も使いやすさはほとんど変わりませんでした。
また、セラミック・プラスチック製の硯は石よりもはるかに軽いので、学校や教室への持ち運びには便利が良いです。
また、文鎮は長いタイプが1本入っている場合や、短めの文鎮が2本入っている場合もあるので、使い勝手や好みを考えて選ぶと良いでしょう。
持ちやすいようにつまみが付いていたり、滑り止めに表面がラバー加工されていたりするのもあります。
硯も文鎮も本来は重たい方が使うときにずれ難いため使いやすいのですが、最近のものは滑り止めが付いていたりと、使いやすいものも多いです。
下敷きも黒や紺、白といった下敷きのほかに、文字のバランスが取りやすいように罫線が入ったものもあります。
初めのうちは罫線がある下敷きのほうが書きやすいですが、ゆくゆくは補助となる罫線が無い下敷きで練習するのが一般的です。
こちらは従来の形でありながらチェック柄になっているおしゃれシンプルなカバンです。
2本組の文鎮、シワになりにくい厚みのある下敷き、セラミック製の硯と、使い勝手の良さも充実した習字セットになっています。

かばんのタイプを選ぼう
筆、硯、墨汁など、習字には意外と多くの道具が必要となるため、できるだけ持ち運びがしやすいカバンを選ぶのがポイントです。
習字カバンは手提げの物やショルダータイプの物、頑丈なハードケースの物や軽くて通気性重視のソフトケースなど種類が様々あります。
硬めのかばんは丈夫な造りで開きやすいため道具が取り出しやすいというメリットがあり、ソフトかばんの場合は軽くて持ち運びに便利というメリットがあります。
こちらの習字セットはハードケースが中に付いているので道具が取り出しやすいうえにかばんも柔らかく持ち運びやすい工夫がされています。
習字セットの一般的な価格
一般的には2000円台~5000円の物が多いです。
値段の違いは、メーカーの違いや、中身の道具が日本製か海外製だったりによって値段が変わってきます。
習字セットはショッピングモール等にも売っていますが種類はそんなに多くありませんし、中身が充実していなかったりする場合が多いので、取り急ぎ購入する場合を除いてはあまりおすすめしません。
できるだけ安く済むに越したことはありませんが、中身がきちんと揃っているかどうかチェックしましょう。
必要な道具がセット内容に含まれてない場合は、後から個別に買い足すことはできますが、結局余計にお金がかかってしまった!という場合も考えられます。
また、習字セットの値段の違いは筆の違いも大きく影響しています。
筆が違うだけでも1000円程度値段が違ってくる場合もあります。
有名な習字道具メーカーの呉竹やあかしやといった筆か無名の筆かなどによっても違います。
やっぱり筆は習字の要と言える道具なので、日本製か海外製かでも大きく違ってきます。
購入しようとしている習字セットの筆はどういった物なのかを一度確認しましょう。
習字道具セットの人気メーカー
小学生に人気の習字セットは「あかしや」や「呉竹」といった有名な書道道具メーカーが作っている習字セットが種類も多く人気があります。
あかしやや呉竹は習字道具専門のメーカーなので、使い勝手や機能性はもちろん、見た目もおしゃれな物が多く販売されています。
こちらはデザインがおしゃれでありながらランドセルにも収納できるように設計されたコンパクトな習字セットです。
こちらはダブルファスナーで開閉がしやすく、道具が取り出しやすくなっています。
こちらは肩掛けOKの2wayショルダーバッグです。習字カバンとは思えないようなデザインのカバンなので誰ともかぶらないようなハイセンスなデザインになっています。

あったら便利な道具
今まで見てきた道具のほかに、これは持っていたほうが便利だなと思うものがあります。
あったら便利な物
・新聞紙
・筆置き
・筆巻き
・サランラップ少し
この4つは、習字教室に通っている私が「あると便利だな」、と思った物たちです。
新聞紙は書いた半紙が汚れないように挟むためのもの。
新聞紙は見開き1ページを半分に切ったサイズが半紙より一回り大きいサイズになります。
なのでちょうど1枚分の半紙を挟むのにちょうどいいサイズになりますよ。
最近の習字セットには半紙を挟むファイルが付いていたりしますが、新聞紙で全く問題ありません。
筆置きは、墨の付いた筆を置いておくための物です。
例えば箸置きのような物でも代用できますし、習字セットの中に含まれているスポイト(水差し)が筆置き代わりになっている物もあるので必ずしも必要なものではありません。
初めて習字セットを購入する時は色んな物があってどれを選んだらいいかわからなくなります。
習字を楽しく勉強するために、お子様本人が気に入ったカバンを選ぶのが一番ですが、やっぱり使い勝手の良さも欠かせません。
今回紹介した習字かばんはどれもかわいらしく、機能性も十分なものを選びました。
お習字の時間がお子様にとって楽しい時間になればいいなと思います。
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