※所々ネタバレあります。
灰原ファンなら一度は考えたことありますよね。
灰原は本当にコナンのことが好きなの?という疑問。
明言はしてないものの十中八九灰原はコナンの事が好きだと私は思ってます。
初登場回のコナンと灰原の出会いは最悪でしたが、ストーリーが進んでいく中で灰原がコナンを意識してるようなシーンがちょくちょく出てきますね。
逆にコナンはみなさん知ってるように蘭一筋なので灰原に対して恋愛感情というものは全くありません。
そんな関係性がファンとしては好きなのですが、
灰原はセリフだけでなく、仕草や描写だけでもコナンの事が好きだとわかるシーンがあります。
灰原はいつからコナンに対してそういう感情を持つようになったのかという事をオタク目線で考察してみました!
コナンに対する灰原の感情が垣間見れるシーンをご紹介します。
136-137話(20巻) 青の古城探索事件
まずこの話。
少年探偵団と阿笠博士がキャンプに行った際、途中で見つけたお城に泊まらせてもらう回。
歩美が灰原の雰囲気を見て問いかけるシーン。
コナン君のことが好きなのかと歩美から聞かれた灰原。
…だったらどうする?
安心して…、私、彼の事そういう対象として見てないから…
名探偵コナン 青の古城探索事件 136-137話
とあります。
返答がいかにも灰原らしい。
思わせぶりな返事をしながら冗談やドッキリでごまかしてくるパターン。
ただ、灰原初登場からそんなに時間が経過してないところからしても、この時点でまだコナンに対する恋愛感情は無さそう。
出会いの回から古城までの間にコナンと灰原に大きな出来事はありませんし。
ただし、その後の展開次第では好きになる可能性も秘めているような雰囲気も醸し出していて、さすが我らが灰原哀、といった感じですね。
既にメインキャラの風格が漂ってます。
188-193話(26巻)命がけの復活
ご機嫌な灰原が見られる珍しいシーン。
歩美、光彦、元太と一緒に博士の車に乗り込んだ灰原がご機嫌なシーン。
光彦からも、ゴキゲンですね灰原さん、と。
歩美からも、きっといい事あったんだよ、と言われる灰原。
で、なぜいつも無愛想なあの灰原がご機嫌なのか、というのが問題。
実はこの直前の話でコナンが新一に戻った際にレストランで告白するつもりだったのが結局出来なかった事を知った灰原。
それが原因で機嫌がいいという明言はないものの、コナン好きはほぼ確定でしょう。
おそらくこの時点でコナンのことが好きだと見て間違いないかなと思います。
ちなみにこの回では、入院しているコナンのお見舞いに灰原が来るシーンがあるのですが、お見舞いに持ってきたバラの本数が…
バラの花は本数によって花言葉が決まっていて、灰原が持ってきた本数からコナンへの気持ちがうかがえます。
ここ→(哀ちゃん(灰原哀)がコナンにドッキリ仕掛ける回【名探偵コナン】)
この回もめちゃくちゃ好きな話。
灰原の心情が垣間見れてファンにはたまらない回ですね。
こういう灰原の演出がものすごく好きです。
言葉では伝えられないけど行動で微妙にちらつかせてくる感じがさすが灰原哀。
246-247話(31巻)網にかかった謎
海で体調悪そうにしてた灰原を蘭が見つける話。
灰原は蘭と自分を、人気者のイルカと意地の悪いサメに例えてサメじゃイルカには勝てないとコナンに言うシーン。
こういう所からは当時の灰原の気持ちがよくわかりますね。
もう絶対コナンの事好きでしょう。
言われたコナンが訳わかってない所もまた灰原ファンとしては切ないのですが。
なぜ私たちが灰原の気持ちがわかるのに名探偵は気づかないのか謎です、名探偵さん。
ちなみにイルカとサメのくだり、黒鉄の魚影の最後イルカの置物が出てくるシーンを見るとたまりませんね。
あと、この回の最後も好き。
蘭の「勇気は身を奮い立たせる正義の言葉」というセリフを聞いた灰原は自ら蘭に挨拶しにいくシーンで物語は終わるんですが、こういう所が灰原哀の魅力ですよね。
自分らしさというものを持っていながら周りの人たちから影響を受けて変わっていく姿が灰原哀の見どころ。
269-270話(33巻)犯罪の忘れ形見
バレンタイン回の後の話。
バレンタインに蘭からチョコとセーターをもらったコナンがなぜ蘭に気持ちを伝えられなかったのかを話した時の心の中の言葉。
痛いわね、お互い…
名探偵コナン 犯罪の忘れ形見 269-270話
このセリフはお互いに気持ちを伝えることができない事に対しての発言だと考えられます。
なんとなくその後の灰原の機嫌が良くなった感じがして良いですね。
この頃の灰原、意外とわかりやすいシーンが多いです。
コナン(新一)を好きなのに伝えられない雰囲気出まくり。
340-341話(41巻)トイレに隠した秘密
わかってないのね、何も…ま、わかってほしくもないけど…
名探偵コナン トイレに隠した秘密 340-341話
個人的にめちゃくちゃ好きな回。
風邪で寝込んだ灰原のためにお粥を作りに来てくれた蘭に寝たふりで返す灰原。
そんな灰原に対して「おめえが世話好きの蘭みたいなタイプが苦手なのはわかるけどよ…」と的外れな事を言い出すコナンに向けた心の中の言葉。
ほんとこの名探偵は灰原の気持ちを何もわかっていませんね。
この時の灰原の気持ちを代弁すると、「そうじゃないの、私はあなたの事が…」という感じでしょうか。
恋敵に素直にありがとうって言うのが癪だったんでしょうね。
かわいい。
「わかってほしくもないけど」と、心の中でさえ正直になれない灰原を思うと切なすぎる。
この前日コナンが夜通し灰原の様子を見に来てたのですが、そこのシーンも最高過ぎます。
やばいです。
がちおすすめ回。
劇場版 業火の向日葵
コナン好きが初対面のお婆さんにバレる映画。
ゴッホの向日葵を見ているコナンの後ろにいる灰原。
お婆さんに、向日葵より別のことに興味がある様ね、と見抜かれてしまい赤くなる。
ほんと、コナンのそばにはいつも灰原いますね(最高)。
映画でもいろんなシーンでコナンの事好きじゃん!っていうのあります。
927-928話(94巻)紅の修学旅行
新一が修学旅行に行けるためにアポトキシンの解毒剤を渡す時の言葉。
あと、あんまりイチャイチャしない事!
名探偵コナン 紅の修学旅行 927-928話
からの照れ顔。
これはもう完璧な証拠。
個人的に嬉しいのは、灰原のこのセリフが新一が蘭に告白した後だったっていうことです。
新一が蘭に告白した後(事実上カップル)でもコナンに対する恋愛感情を無かった事にしてない所が垣間見れるのがいいですね。
(灰原は、新一には蘭がいるという事も理解しているし、そもそも蘭のことを実の姉明美に重ねてもいるから二人の関係を認めているという前提がある)
灰原も結局新一や蘭と同じ年ごろなんだなと思わされる。
灰原がコナンを好きになったのはいつ?【結論】
上で書いたように、青の古城探索事件(136-137話)はまだ恋愛感情は無さそうですし、逆に命がけの復活編(188-193話)ではおそらくもう好きになってると言って間違いありません。
その二つの物語の間で灰原の心情に変化があったと言えそうです。
ではこの二つの物語の間で二人に何があったのか。
黒の組織との再会編で灰原はコナンを好きに?
その2つの話の間では超有名回「黒の組織との再会」編がありました。
組織に見つかった灰原をギリギリの所でコナンが助ける回。
私の予想では、ここから灰原はコナンの事を完全に意識し始めたんだと思います。
この回にはあの、コナンが自分のメガネを灰原にかける場面がありますね、お守りメガネ。
黒鉄の魚影でもあるメガネシーン。
やっぱりファンにとって黒鉄のメガネシーンは名場面ですね。
何回観ても感動します。
ただ灰原のコナンに対する恋愛は100%実りません。
それは私たち視聴者も灰原自身も承知の事実。
なぜならコナン=新一には絶対的蘭がいるから。
しかも灰原は蘭の存在を自身の姉にも重ねていてすごく大切な存在としてます。
こういった複雑な関係性だからこそコナンと灰原に特別なものを感じるのでしょうね。